アームチェアヨガのご紹介
世の中には、いろんなヨガがありますが、私が老人ホームでやっているのは
「アームチェアヨガ」
です。
・・・・って、名前を勝手につけてるんですが、
老人ホームの椅子はたいていは「肘掛(アーム)付き」なので、ホームにあるものを使ってやろうと思うと、自然とそうなります。
このアームチェアというのを意識してポーズを考えないと、意外にこの「ひじ掛け」が股を開いたり手を上げ下ろししたりするのに邪魔になり、スムーズな流れを作れません。
でも以外に、このひじ掛けがあるからこそできるポーズというのもあって、弱っているお年寄りの体を、怖がることなく徐々に深めるのにとても役立ちます。
そう、お年寄りは”怖い”んです。体が硬いからできないとか、伸びないとか、それ以前に、”怖い”んですね。
そのことに回を重ねるごとに気づいてきました。
たまに「母(父)にもやらせたいんですが、家でできる簡単なポーズはありませんか?」と聞かれます。
今までは座ってできるポーズをいくつかお伝えしてましたが、高齢者には椅子に勝るものはありません。
本日は老人ホームに伺うと必ずやっているポーズを一つ、ご紹介します。
このポーズは、肘掛け椅子だからこそ深めやすいポーズで、ビジネスマンの方にもおすすめです。
ぜひやってみてください!
(アームチェアヨガ <基本の座り方>)
両足を腰幅に開いて、しっかりと床に足をつけます。
次に、座コツを座面に下ろし、骨盤を立たせ、背骨を伸ばします。
しっかりと背骨を椅子の背面からはがします。(まず、これが難しいお年寄りもいます)
両手でひじ掛けを掴み、怖くなければ離します。
(アームチェアヨガ<体側を伸ばすポーズ>)
基本の座り方(上記)で座ったら、右手で左のひじ掛けを持ちます。
左手を引き上げて、右に倒れるように、左の体側を伸ばします。
左右やってくださいね。
しっかりとひじ掛けを握っているので、お年寄りも怖くないようで、みなさん思いっきり体側を伸ばされてます。
怖くなければ目をつむってやっても気持ちいいですよー